9月あたま。
自分の事を孫って言ってくれたご利用者さん、今月末で利用が終わる。
最初に聞いた時は、ショックでショックで、とにかくショックで。
この利用者さんは7月にも施設入所が決まりそうで、お別れかぁ…って悲しかったけど、入所予定の施設見学に行った時に
「ここは私がおる場所じゃない」
ってキッパリ断ったらしく、Sさんらしいなぁってちょっとクスっとしながらお別れが回避できた事にホッとしたりもした。
それから2ヶ月後にまさか、まさかのお別れが来るなんて夢にも思わんかったよ…。
県内じゃけど、違う市に住む子どもさんの所に行ってらしい。
しかもSさんの性格から、お別れ臭は出さず最後の日まで、最後の最後までいつも通りにしてやってほしいという子どもさんからの要望もあった。
Sさんは何も知らないらしい。
でも、心なしか元気がなさそうに見えた。
毎回の様に
「お姉ちゃんは今はまだ蕾で、これから大きな花を咲かせるんよ？辛い事があっても歯を食いしばってでも辛抱して頑張らんといけんよ？頑張んなさいよ(^^)頑張れ頑張れ」
って言ってくれて、もしかしてお別れって事、知ってるのかなぁ…って思う時もあった。
それでも自分は普通に…普通に。
いつも通りに………。
いつも通りにしなくちゃ……。
でも、話をしょったら涙が出そうで辛かった。
ある日、もう自分の中でいっぱいいっぱいになってしんどい日があった。
「t-pちゃん、どしたん？元気ないね」
先輩職員さんに言われた。
顔に出ていたらしい。
理由を話すと
「t-pちゃんの気持ちは分かるよ。でもね、高齢で一人暮らしって不安もあるし大変だと思うよ？子どもさんの所に行かれたら、寂しくないし不安も減るしSさんが幸せになると思って送り出してあげようや(^^)
…送る方は辛いけどね…………。」
って。
確かにそうだな…と思った。
その日からは頑張ったよ。
Sさんも頑張れっていつも応援してくれるもん。
最後の日まで頑張るけんね。
先生。
ご利用者さんの一部は、職員の事を「先生」と呼ぶ。
もちろん、新米のうちにも…………（笑）
皆様！ワタクシは先生なんて呼ばれる程の者ではございませぬ(＠_＠;)
知識も経験も無いただの新米のペーペーでしかございませぬ(；´Д｀)
先生だなんてめっそうもないでございます(*´Д`*)
おやめくださいましッッッ（笑）
そんな胸の内を知ってかあるご利用者さんは、普段は名前で呼んでなのに時々不意打ちで「t-p先生ー！」と呼んでくる（笑）
「ま、まさかt-p先生とはワタクシの事でございますかッ∑(ﾟдﾟlll)」
「そうでございますが？(￣ー￣)ﾆﾔﾘ」
そのやり取りを聞いていた先輩職員さん
「呼ばれてますよー、先生（笑）」
(´；ω；｀)ｳｯ…
笑。
祖母の影。
うちは職員として。
祖母は利用者として。
ここのデイサービスと縁がある。
祖母が利用していたのは10年位前で、今いる職員さんは祖母の利用が終わった後から働きだした人がほとんどじゃけぇ、数名だけが祖母を知っているらしい。
働きだしてからすぐに聞いてみたけど、祖母はあんまり喋らず静かで目立たんかったみたい。
祖母が行きょった頃からの利用者さんが今もおってじゃけど、利用は短い期間じゃったけえ、もしかしたら覚えとってんないかもしれんねぇ………と。
働きだした最初の頃は、お風呂介助に入った時や食事の時間にご利用者さんと祖母を重ねて
「あー、ばぁちゃんもこうやってお風呂入って洗ってもらったり、ご飯食べたりしょったんかもなぁ」ってよく思いよったけど、色んな人に聞いても祖母を知らん人が多いし、日々の忙しさから祖母を重ねる事は減っていってだんだん自分の口から祖母の事を出す事は無くなっていた。
でも最近、初めて家まで送らせていただいたご利用者さんに車中で
「先生はどこから通いよってん？」
と尋ねられた。
『○○（←地名）から来てます。ちなみに旧姓は××と言うんですよ。』
と答えると
「××？
××ってゆうたらもしかして××△△（←祖母の名前）さんの家？」
『キャー！知っとってですか？そうです！私、△△の孫なんです！』
「私、○○の出なんじゃけど、△△さんとは同級生なんよ。まさか先生が△△さんの孫嬢じゃとは話してみんと分からんもんじゃねぇ(^^)」
！！！
ぅわあぁ〜(*^_^*)
鳥肌たった！
まさかばぁちゃんの同級生がこんなに近くにおっちゃったなんて！
薄れかけとったばぁちゃんの影が急に濃くなった気がして嬉しかった。
☆･:ﾟ*ヾ(o´∀｀o)ﾉ*ﾟ:･☆
朝会その2。
さっきの途中で公開してしまった(^_^;)笑
とゆー事で「その2」を。
帰宅してからはずーっと新聞やらニュースやらでネタ探し。
「今日は何の日」のサイトを見ても何の日でもない。
そんな日に限ってカープの試合は無い(T_T)
朝もバタバタとネタ探しをしたけど、惨敗(T_T)
仕方なくノープランで出勤。
お年寄りの好きな話って何じゃろー………(._.)
先輩職員に泣きついてしまった（笑）
そしたら
「一生懸命考えたんじゃね。大丈夫よ、今日は歌でも歌ったら？私がフォローしてあげるけえ(^^)v」って言ってもらえた。
利用者の皆さんが揃った時が勝負だ！
さぁどーなる事か……(>_<)
やるしかないな、もう。
ドキドキしながらお迎えの準備をする。
時間がたつにつれて、お迎えの車が続々と帰ってくる。
ひゃーーー(@_@)
ご利用者さん、全員揃いました(＠_＠;)
談笑されている中、大きな声で朝会の始まりを告げる
……………………………事はできず（笑）、モジモジ（笑）
そしたら職員さんが
「はーい、注目〜〜〜(^O^)／
これからt-pさんが初めての朝の会をやりますよー、皆さん聞いてあげてね〜」って言ってくれた。
「ありゃりゃ、そんじゃぁ聞いてあげにゃあいけんねぇ(^^)」
ってご利用者さん達はシーン。
こっち見てる……………
注目されると真っ赤になって汗ダーダー（笑）
それでも声を振り絞って、挨拶と今日の日付確認と「幸せなら手を叩こう」を皆さんと歌って、突然ご利用者さんからの質問タイムに（笑）
「何歳ですか？」
「3●です。ちなみに3人子どもがいます。」
その瞬間、ざわざわしだした（笑）
「えー！あんたぁ高校卒業したばっかりじゃぁないんか？」
「わたしも高校生かと………」
「見た目じゃぁわからんもんじゃのぅ」
と（笑）
こ、高校生はありえないです（笑）
でも、お年寄りからは娘さんに見えても仕方ないのかも（笑）
そんな感じで朝会を終えると、皆さんが
「よぉ頑張ったったね」
「よかったよ」
って拍手をくださいました(*^_^*)
職員さんも
「頑張ったね」と。
本日の大役は終わりました(*^_^*)
その日は1日じゅう「t-pさん子どもがおるんか」という話題でいっぱいなご利用者さん達だったのです…………（笑）
(*´∀｀)
初めての朝会。
「敬老会の練習。」を書いて思い出した！
勤務1ヶ月以内のある朝突然
「明日はt-pさんに朝会をしてもらうけぇ(^^)検食じゃけぇお昼持ってきんさんなね(^^)b」
と恐ろしい言葉を満面の笑みの主任から聞かされた（笑）
ちょっ！
ちょちょちょちょちょ朝会ぃぃぃ〜！！？
すごい人見知りで猫を絶賛かぶりまくり中のこのワタクシに人前で喋れとおっしゃるか！！！
チーン（笑）
老人月間。
この世に老人月間なるものがあるだなんて知らなかった〜(@_@)
………と言う事で、デイでも敬老会をします！
しかも、4回します。
と、8月の終わりに聞かされました。
4回って………………
あぁそうか、日によって利用される方が違うけぇ何回もあるんじゃね(^^)
でも、8月終わりから練習始めるって本番まで1ヶ月もないんじゃね(；´∀｀)
自信………無いッス（笑）
しかし、やるしかないヽ(｀▽´)/
頑張るぞー( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ
